久しぶりに、親しい元行政マン(この表現が適切かどうか?は?)の
Wさんにお会いした。数年ぶり、いや、もっとお会いしていなかったかもしれない。
その方は出会う前は、ある市の職員であったが、平成の大合併により、
隣の大きい市に吸収され、そちらの職員となった。
出会ったのは、その合併後である。
「わたしたち、合併された側なんで・・」と最初の頃 よくおっしゃっていた
こともあったが、その方はその市のシティプロモーションや観光コンベンション
など、その町の未来を担う、また対外的に発信が重要な部署の責任者となり、
大活躍。合併された側とは思えないほど、元気に自らの仕事を切り開き、そして
その後はその市のある区の長として、街づくりに大胆に取り組まれた。
自分の地元ではないエリアでの区長として奮闘されたのだ。
そして、定年された今は、ご家族の介護を続けながら、地元のまちづくりを
人生の恩返しとしてがんばっておられる。
その方とのご縁は十数年になるが、最初お会いしたときから、お会いするたび
に新たな挑戦をされており、合併されたことにより、新しい道を進むことが
できたのだ。と、そのポジティブな考え方、仕事ぶりに共感を覚えた。
いつまでも、「合併された側だから」という遠慮も言い訳もない。
与えられたステージで常に前に進む。もちろんご苦労も多かったと思うが、
自分が選んだ道だから、どうせやるならチャレンジする!というのがその方の
生き方。見ていて気持ちよく、応援したくなる。
今、業界を越えて、組織の再編成、吸収・合併の渦中に身を置く人も多いと
思う。
職場や仕事の内容、条件が変わるなど、考えることは多いと思う。
まさか経営者が変わるとは・・・ということもあるが、企業である以上、
そういうことはあり得ると思い、現実を受けとめ、あとはどうするか。
そこで働くならば、思いっきりがんばればいい。チャンスをみつければいい。
もしも、合わない場合は違う道に進んでもいい。
ピンチは自分次第で、必ずチャンスになる。
吸収・合併はありえる世の中。
民主的にそれが実行され、そしてその後も両者のより良いコミュニケーションで
新たな職場・社会が盛り上がっていければよいと思う。
一方、規模も場所も違うが、強硬的に武力で合併、併合を推し進めようとする国もある。
血を流しての合併なんて、あってはいけないが、今、現実に起きている・・・。
今日で1年を迎えるウクライナの悲劇を見ながら、
仕事での吸収・合併は、「いのち」までとられない。
だから、がんばらなくちゃと思う次第。
日本は今のところ、幸せな環境にある。でも、危機感も募る。
それはみな同じ。
いろんな変化があろうとも、自分次第で道は開ける。
さあ、今日も新たな1日を迎えられていることに感謝してがんばろう!
本当に早く、戦争が終わるように願いながら、
そんなことを強く思う。
再編成に思う2月24日。
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