このたびのトルコの大地震の被害は、東日本大震災の記録を越え、まだこれからも
広がりそうで、心が痛い。
トルコ、シリアの被災地の皆様に心からお見舞い申し上げたい。
また国際的な緊張関係で支援が無事に届かない実情もあるようで、それも悩ましい。
ほんとうにいつ、どこで何が起きるのか。
天災、人災・・・。世界各地で起きているこの惨状を見て、明日は日本でも・・と
思い、備えなければならないが、できているだろうか?平和ボケが戻っていない
だろうか?
コロナが落ち着いて、ちょっと気持ちが解放されている今こそ、気を引き締めなければ
と思うけれど・・・。
「日常こそが奇跡」だと、東日本大震災後にその思いを表現されたという、詩人の長田弘さんという方がそんな言葉を記されているようであるが(まだ詩集は読めていないが)、
確かに当たり前であると思っていることが実は当たり前ではなく、それを失くして初めて
その有難さに気づく。
いて当たり前、あって当たり前。
そんなことは何ひとつないのに、失ってから悔やみ、嘆く。それでは遅い。
だから、今この平穏無事な朝という瞬間に感謝し、このひと時を大切に丁寧に生きるのみ。
今日はバレンタイン。今年は、例年とはちょっと違う気持ちでいる。
奇跡なる今日に感謝して、周りに感謝して、そして今の世界情勢を鑑み、静かに祈り
を込め、丁寧に日常という時間を過ごしたい。
「日常」を元気に、無事に過ごせることが一番のギフト。
これ以上の幸せはない。周囲に感謝を込めて。
そして、改めて天災・人災の被災地の皆さまに心を寄せて
早く、日常が戻るようにと祈りをささげたい。