バレンタインはすっかりショコラの祭典となった。
もちろん大切な人に贈る方も多いだろうが、年々、自分用の消費のための
イベントになりつつあるような・・・。
限定、初登場、ショコラティエ来日トークショー・・・。いろんな販促
の情報に接し、また会場での長蛇の列を見ると、「ま、やめとこか」と
萎えてしまう。今じゃなくていいかな・・・と思ってしまう。
と同時に、昔のバレンタインのワクワク感を思い出し、あの頃は良かった
とつい、昔を懐かしむ。
子どもの頃のバレンタインは、不二家のハートチョコが主役であった。
ピーナッツが入って、おいしかった、あの商品、復活したらいいのに・・・。
もうひとつ、チョコといえば、だれもが知る、あの「チロルチョコ」。
この商品のコミュニケーション力は今の時代も衰えず、素晴らしい。
最近、改めて気に入っている。いつか、オリジナルのチロルチョコにも
挑戦したいほど・・・。
そして、話は飛ぶが、バレンタインといえば・・・。
NYにて歌を少しだけレッスンを受けた先生に、教えてもらった「マイファに―
バレンタイン」。
ジャズの本場でその曲について学べたことはとても幸運だった。
マイルス・デイビスや、チャット・ベーカー等であまりに有名な曲であるが
私にとっては、その歌の先生の言葉が今も忘れられない。
「毎日がバレンタインですね」
そう、そのとおり。
毎年、この時期になると思い出す。
愛をささげる、告白のきっかけとして日本に上陸したバレンタイン。
いつしか業界のイベントになった。
でも、そのルーツを大切にし、心を大切にしたい。
愛を感謝を伝えることは、大切。
でも、この日に限らず、いつでも伝えたい。毎日伝えたい。
なんでも消費拡大に向く流れに乗る楽しさもあるが、
本質を忘れず、感謝を伝えたい。
マイファニーバレンタインを想い
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