小学3年生の「雨にぬれても」

あのバート・バカラックさんが亡くなったとの報に接し、あの名曲が久しぶりに
頭の中で流れ始めた。
Raindrops Keep Fallin’ on My Head」~日本語タイトルは「雨にぬれても」。
結局、その曲が有名になった映画「明日に向かって撃て」は、観る機会を逃して
いるが、私にとっては忘れられない名曲だ。
実は、この曲は小学3年の頃、毎日のように電子オルガンで弾き続けていた。
そのせいか、今も当時のアレンジされたイントロからすべて思い出すことができる
し、鍵盤の前に座ればそのまま指が動き出す。
それぐらいしっかりインプットされている。
当時、電子オルガンのコンクールに出ているため、特訓を受けた曲。
三度のごはん以上に、この曲を弾いていた日々もあったことを思い出す。

年月を経て、街角やテレビコマーシャルでこの曲を耳にしたとき、その曲自体を
やっと味わうことができた。
なんといういい曲なんだろう♪
♪雨にぬれても、自分は平気さ~。♪
前向きで、軽快で、気持ちが明るくなってくる。

雨が降っていても、傘をさすのがあまり好きではなく、
そのまま歩いていきたくなってしまう、そんな習性は、
この曲が幼いころに体に染みついたからだろうか。

雨がタイトルに付く名曲は数々あり、雨の位置づけもいろいろあれど、
この曲は人にやさしく、癒しと元気を与えてくれる希望の名曲だ。

長年名前を聴く機会がなかったが、94年の生涯であったとのこと。
本当に長く、ご活躍されたんだな~。
としみじみとした気持ちに。

この曲との出会いがなかったら、音楽を本格的にやっていなかった
かもしれない。
コンクールという緊張の場に立たせてくれた曲。
おかげさまで鍛えられた。
いやはや、懐かしき昭和40年代、宝の思い出。

世界の人に多くの感動を与えてくれたバカラックさん、どうぞ
安らかにお眠りください。ありがとうございました!

これからも、この名曲を口ずさみ、
雨にぬれる日があっても、心は晴れ!
夢と希望を胸に生きていこう!

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