電気代の請求を見るのが怖い夏と冬。
でも、今年はそんなもんじゃなさそうだ。
オール電化にしているご家庭での電気代は本当に恐ろしく、悲鳴が聞こえてくる。
また企業にとっても、電気含めたエネルギーや原材料の価格高騰による業績への影響は
過去最大の、厳しい状況になりそうだ。
先行き不透明な2023年の時間が進む。
それでも、節分といえば恵方巻、バレンタインといえばご褒美チョコ・・・。
とデパートは花盛り、厳しいくらしとはうらはらに、
3年のコロナ禍からにわか解放され、
楽しく平和なイベントを満喫する、わがニッポン国の様相・・・。
いつの世も、仕事や環境に不満があったり、悩みがある人もいるが、
目の前に戦車が来て、生きたまま轢かれて亡くなってしまう人がいたり、
突然ミサイルが飛んできて、長年住んできた住まいも町も崩壊する事態に
直面、その恐怖におびえる寒い日々を過ごしている、ウクライナのことを
思うと、日本のこの平和な状態が特別なことのように思えてくる。
こんなことしていていいのか、こんなに平和でいいのかな・・・。
と、町を歩きながら、自身の日々を思いながらそんなことを思う。
世界で起きていることは、他人事ではない。
全部つながっている。
覚悟をもって生きなければならない。
SDGsとか言っている前に、この戦争をやめさせなければ、
とてもじゃないが、サステナビリティな社会には向かっていないのでは。
世界の未来に向かっての素晴らしいはずの取り組みは、
空々しく、むなしい別世界の話に思えてしまう。
毎日、ウクライナのことを想像する。
いや、行ったこともないし、知人もいないため、想像には限界がある。
でも、思い描くことで、このままではいけない、今自分ができることをしなければ
と思い続けることができる。
「ウクライナの人のこと思ったら、幸せだよ。だから、感謝して
がんばるしかないよね。あれを思ったらなんでもできるよ」
こんな言葉を最近、よく口にしている。
とにかく少しでもできることをやろう。
無関係、無関心は避けたい。
と、こんなことを思い描ける平和なこの朝に、改めて感謝したい。