ナポリが登場する、世界のまちあるき番組を見ていたら
十数年以上前に、何度か足を運んだあの街並みが思い出され
懐かしくて思わず、当時そこで出会った現地ガイド、通訳の友人に
久しぶりのメールをした。
もうずっと会えていない。どうしているだろうか。
コロナ禍で苦労も多かったことだろう・・。
そんな思いをしたため、こちらの近況も記す。
イタリア時間の夕方に、返事が届いた。
元気そうではあるが、
いやはや、コロナで仕事は大変な状況のようだ。
コロナで観光客相手の仕事がなくなってしまい、
今も戻っていないようだ。
ビジネス関連の仕事はあれど、観光客相手の仕事は
さっぱりとのこと。
確かに自分もこの3年余り、全然海外に行かなくなっている。
同じように海外渡航を控える人が多くなっているだろうから、
その影響の大変さは目に浮かぶ。
観光の仕事は、京都をはじめとする日本でも大変であったが、
日本人を迎える海外に住む人にとっても同じく、大変なことだ。
いや、日本人観光客だけを海外で待つという方が大変かもしれない。
今さら日本に帰っても仕事がないから、まだ少しは仕事がある
イタリアに今はい続けるけれど、それもなくなったら、日本に帰るかも?
と、近況と心情を返信してくれた友。
彼女が何十年もナポリに住み続けて、がんばっていることに
30代の頃から敬意を表し、またその生き方にずっと共感していた。
だから、彼女の人生をずっと応援したいと、今改めて思う。
ああ、彼女が案内してくれたナポリの旧市街に、
そしてカンツォーネを歌いながら歩いた、ナポリ湾のほとりに
またぜひ!絶対行かなくちゃ。
あそこに行くと、曲が浮かぶ。
そう、サンタルチアをテーマにつくった楽曲もある。
「チャオ!」と笑顔で別れたあの日が、今もくっきり脳裏に
焼き付いている。
どうぞ、お元気で!絶対会いに行く!
「チャオ」が似合う友。
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