つい最近、ニューヨークでのイラストレーターの素晴らしい
取り組みを知って、感動した。
コロナでイラストの仕事が激減するなか、NYにあまたある
個人のお店の絵を描き続け、それが気が付けば200種以上にもなり、
それがこのたび1冊の本になったという話。
描かれたお店は、カフェ、レストラン、本屋さん、文具屋・・。
いわゆる町の伝統的な専門店だ。
NYにはチェーン店も多いが、実は個人経営のお店も大変多く、
そのお店にはそれぞれの想いがあふれ、個性があり、味わいが
あって、個人的には私はこの個人店が大好きだ。
移民が作ったという店も大変多く、歴史や文化も感じることが
できる。
しかし、そんなお店は大手企業のように資本力もないし、人手も
ないため、コロナ禍を生き残るのは本当に大変であった。
そのイラストレーターは、それらのお店を1枚の絵にすることで
応援しようと思ったとのこと。
1日1枚、お店の前で描き続け、ネットにもその都度アップ、
たちまちにして話題になったとのこと。
その1枚が店主を喜ばせ、勇気づけ、中にはお店にその絵を
飾っているところもあるとのこと。
自分ができることで、町を、社会を元気にする。
とくに個人のお店を応援しようとしているところが、とても
NYらしく、またとても素敵だと感動した!
今、自分自身も小さなことであっても、自分ができることで
世の中を元気にしたいとの思いで、やり始めていることがあるため、
この取り組みにはとても共感した。そして続けることの意義も
学んだ。
何事も、地道に続けるということが大切だ。
わたしの周りにも応援したい個人のお店がたくさんある。
気が付けば、そのお店の店主に手紙やメッセージや差し入れを
送ったり、ボランティアアドバイス?をしたり、いろいろ
している。上から目線のコンサルはいらないが、ほんとうの意味
での応援団は必要とされているのを痛感する。
専門店こそ、残ってほしい。残したい。
商店街も、残ってほしい。そのためには一軒一軒のお店の
存続がカギになる。
そんなこんなで今朝も、新潟の酒屋の新店長に手紙を書いたところ。
お母さんの後を継いでがんばってほしいな~。
思いを受け継ぐ専門店を、これからも応援し続けたい。
NYのイラストレーターのようなカッコいいことはできない
けれど、あくまでもマーサ流で。
専門店を応援する!
カテゴリー: Essay (Word) パーマリンク