ノーマライゼーションを自然体で

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7月7日にオープンした燕市のきっさ「つばめや」さん。そのセレモニーの写真が届いた。
「アビリティの歌」のモデルとなった、知的障がい者施設が運営するカフェだ。就労支援をしようといろんな作業を請け負ってこられたが、飲食業への進出は初だ。
構想段階からお聞きしており、不安も正直入り混じりながらの応援。初日にはぜひ来てほしいとのリクエストもいただき、出没。どうせ行くならばということで、職員の実家のお子様のピアノをお借りしての屋外ライブ。ここで住み、働く皆さんは毎朝歌われ、すっかりおなじみの「アビリティの歌」。アメリカで野球など試合開始のときに歌われる「アメージング・グレイス」さながら、空に向けてみんなで高らかに歌い上げる。この演奏している前は国道か?大きなトラックや商用車が通っていく。幟とともに、「何やってんだろ?」と大変目立ったことだろう。お店は開店までが大変であるが、開店してからは始まりだ。多くの就労支援ができ、ここからサービスできるスタッフ、調理ができるスタッフたちが育って、いろんな飲食業にお世話になれるといい。長く細くではあるが、これまで以上に応援したい。
改めまして、つばめやさん!開店おめでとうございます!ひとりひとりのアビリティに期待しています。ああ、それにしても皆さんが歌を暗記しているのには、毎回驚かされる。
誰しも、何らかの障害をもつ。年がいけば必ずそうなる。障がいは特別なことではない。劣ったところがある一方、凄い能力もおもちなのだ。凡人にはかなわない能力を発揮することもある。みんな一緒に、みんな協力して。自然に、普通に一緒に取り組むことがこれからの社会に必要だ。女性とか男性という括りで分けたり、障害の有無で区別差別をしたり・・は無用だ。
違いを理解し、お互いが補えばいい。ノーマライゼーションを自然に、地でいこうと強く思う。

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