毎年年末になると、今年亡くなった著名人のことを
振り返り、偲ぶというニュースに接する。
エリザベス女王が亡くなったことは世界最大の話題であった
かもしれない。
すごい存在がまたひとり・・である。
個人的にはイッセイミヤケさん、森英恵さんなどファッション業界
で活躍された方への思いは強い。
そして、京都を拠点に世界にといえば、京セラの稲森和夫さん。
本当に素晴らしい経営者、実践哲学者であった。お会いする機会は
なかったが、その功績はあまりに有名だ。そのフィロソフィーを学び
経営に生かす中小企業の経営者も少なくない。
さらに、同じく京都といえば服飾研究家の市田ひとみさん。
20代のころから、憧れの女性のひとりであった。
取材で一度お会いし、その後、先生のコレクションの展覧会に
お邪魔したときも本当にお美しくされており、仕事をする女性の
かっこよさを教えていただいた。と、そんな思い出がよみがえる。
身近なところでは、
私の会社員時代の恩師であり、上司。独立後もずっと応援団長を
してくださって、気が付けば35年以上、見守り続けていただいた。
コロナで会えない日が続き、ついに今年亡くなられたことを後で
知った。
そして、新潟柏崎の酒屋のおかみさん。
昨年、母が亡くなり、父も亡くなったとき、対面でお手紙で励まして
くださった。その激励の喫茶タイムが最期となるとは・・・・。
などなど・・・。
年を重ねるにつれ、お世話になった方とのお別れも増えてしまう。
悲しいけれど、年月とはそういうものだろう。
今年旅立たれた愛する先輩へ。
ほんとうに、ほんとうにお世話になりました。
出会いをいただき、学びをいただき、愛をいただきました。
この宝物を大切に、私の残された人生を無駄にしないように、
がんばって生きていきたいと思います。
出会えて本当に幸せでした、
幾名の方から、喪中はがきをいただいた。
昨年の自分の気持ちを思うと・・・である。
いろんな新年を迎える。
今年も、あと3日。
大切に、生きていこうと思う。