YES or NOT

なかなか断ることができない。
というのは、日本社会の特徴のひとつかもしれない。
とくに昭和の時代は、そんなことも多かったかもしれない。
相手のことをおもんばかり、自分の気持ちを抑えて・・・、
まあ、仕方ないか~。と、相手の誘いに従う。
仕事となれば、仕方ない。
と、そんなケースも昭和の時代は多かったかも。

アメリカ人やフランス人であったら、
自分はそれには行かない、その話には乗らない
というのは、ごく普通で、
「NO!」
とごく普通に言える社会環境、歴史があるが、
日本では、今もなお「ノーと言えない」風潮が
残っている。
ひと昔であれば、上司のことには、家長が言うことに
従うのが普通。
組織であれば、家族であれば、それがあたりまえ。
この名残が今もあるのかもしれない。

でも、今はそうではない。
嫌なとき、自分の考えと違うとき・・・いろんなケースが
あるが、ときには「断ること」も大切だ。むしろ、それがよいこともある。
その行為で、相手に伝わることもある。
もちろん、その理由をうまく伝えることも大切だ。
そこもコミュニケーション。
もっともっと、自由になったらいい、
もっともっと、自然に本音でつきあえたらいい。
と思うが、現実的には?というところだろうか。

ホンネとタテマエ。
まだまだ日本にはあるのかもしれない。

自分の意志、意見を自然に出せる世の中。
それでもって、お互いを尊重しながら、友好的な関係で
いられる世界。
そんな社会が私にとっては、変わらぬ理想。

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