ありがとうのバースデー。

2年前までは、誕生日になると母にあさイチのメールか、電話で
「今日は、12月3日。誕生日ありがとう」と連絡をすると、
「もう何歳になったんかな~。もうおばんやな~」と答えて
くれた母。その突っ込みが聞こえない2回目の誕生日。
親がいなければ、誕生日もなかった。
だから、誕生日は自分がお祝いされる以上に、感謝をする日だと
ずっと思ってきた。
だから、その相手がいないバースデーは、何ともいえない感じだ。
でも、これにも慣れていくのだろう。
悲しみは涙から、カラダに沁み込んで、そして気体となって
大気に混じっていく。
それと同時に親という存在感も、空気中にちりばめられる。
だから、特定の場所にはいなくても、どこにでもいる、自分とともに
いる存在になっていくのだと、この1年あまりの間に自分なりに
そう思うことにした。
だから、あえて、寂しくはないと言おう。
何かカタチが変わっただけ、消えたわけではないと思えるように。

ということで、今日はおかげさまの誕生日。
そして、尊敬するフランシスコ・ザビエルが帰天された日。
このご縁を勝手に胸に刻ませていただき、
私の航海をこれからも、続けたいと思っている。
50代最後になる。
どう考えても、人生の後半である。
いつ終わっても悔いないように。
そして、周囲の皆様に、少しでもお役に立てるよう、
そして、愛と元気をお届けできるように、
しっかり生きていきたい。

改めて、誕生日は親への、そして今日まで支えてきていただいている
出会いをいただいた全ての方への、感謝の記念日だ。

誕生日、ありがとうございます!

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