エジプトでCOP27が開催。会期延長して議論され、どうやらやっと
途上国を支援する基金が開設されるようだ。
少し安堵している。
地球の温暖化は、先進国の責任。
温暖化のツケが途上国に回っている。
途上国の人が満足に生きることができない、生きづらくなっている。
という現実。
SDGsという言葉は、先進国では主流になりつつあり、これはこれで
いいことであるが、実際に被害を被っている国々にとってみれば
そんなキレイごとではないよ。ということだろう。
自分たちだけがよければ、自分たちの国だけがよければ。
自分だけがよければ。
どこかにこんな考え方がないかと思うことは多い。
他者と交わり、理解しながらお互いによくなるために協力していく
姿こそが求められていると思うが、先進国が成長を今尚求めつづけて
いる姿に改めて疑問を抱いてしまう・・・。
日本もそうだ。
自然を破壊してまで成長して何がある。
なんのために成長するのか?なんのために経済大国になる。
正直、わけがわからなくなってきている。
もうその価値観では、地球は成り立っていかない。
ということを途上国の皆さんが突き付けている。
それはそれとして、先進国とか途上国という分け方、区切りも違和感
がある。
人は何かと分けたがる。自分たちは違う。自分だけは・・・。
保身の極みである。
いかん。いかん。
協調、共創、共生。ほんとうにそうしていかねば。
一人一人からの意識、行動からしか始まらない。
飢餓に苦しんでいる人を助けようというポスターと
クリスマスツリーの下に湧く、賑やかな街の様子と
これから加速するであろう年末に向けての消費ラッシュ。
浮かれている場合ではない。
そんな気持ちになっているのは、私だけだろうか。
いろんな矛盾を越えて、ひとりでも多くの人が生きていてよかったと
なる社会に・・・。
分断が加速するこの世界、しっかり、みつめていかねば。と強く思う。
恐ろしき分断を乗り越える力。
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