突き抜けた変人ミーティングを楽しむ。

絵本作家の友達。というか、妹のような存在。彼女は幼少の頃、大病をして、長い間入院をし、病気と闘ってきた。もちろん家族や医師の努力のおかげでもあるが、本人にもすごいパワーがあったのではないかと思う。
一方、私は子供の頃からおかげさまで健康で、子供時代に痛い、苦しいという苦労はほとんどなかった。だから、彼女と一緒にいるときは、生きるということについて何も苦労しないで生きてきた自分を、ちょっと恥ずかしいように思うことがある。
「私はあなたに比べたら、何も苦労してきてないよね。まだまだダメダメ人間だね」というと、彼女は「そんなことないですよ。私は子供の頃は確かに病気してましたけど、今こうして元気で運がいいと思っています。マーサさんが今している努力や苦労に比べたら、私なんか甘いです。だから、同じですよね。人って結局どこかで苦労して・・だから同じだと思います。」大病を乗り越え、それでも病気のことを気にしながら自分なりに精いっぱい生きている彼女を見ていると、なんだか不思議、同じ空に浮かぶ星になったような気にもなってくる。
私たちは誕生日も近い。だから、彼女にとってもザビエルの話はとても興味深いようだ。「マーサさんとザビエルさん、なんだか物語を読んでいるみたいで、面白いですね」と普通は考えもつかないようなことを言う。そうか、絵本作家だからそんな風にも発想できるのだ。いつか、彼女がその面白がってくれる話を絵本にしてくれたら、また面白いかも、とひとり笑う。
突き抜けた変人を目指して生きていこうね!と意気投合する妹。突拍子もない夢を語り合えるように、ずっと元気に健康にいてほしい。

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