分断を乗り越えて。

アメリカで中間選挙が行われる。
この結果が世界にもたらす影響は計り知れない。
世界のなかのアメリカの役割、存在力が変わりつつある中、
未来のリーダーがどうなるか?が見えてくるからだ。

もう20余年が経過してしまった21世紀を振り返る。
悲しいかな、同時多発テロにはじまり、そして現在も続いている
ロシアのウクライナ侵攻、大国の権威主義の強化・・・。
一人一人が自由に、平等に、平和に、安心してくらせる世の中とは
違う方向に進んでいるように思う。
SDGsを合言葉に、持続可能な取り組みを一生懸命やっている
多くの人がいる一方、自分主義で権力を押し続けている人もいて・・。
別の世界の話だろうかと思う今日この頃。
このように、世界が分断されていると思う、感じることが多すぎる。

アメリカでは分断がさらに進み、自分の主義主張、思考と相いれない
人を排除する傾向が高まっている。
もちろん地域差はあるだろうが。

日本でも安心はしていられない。
情報の受け入れ方によって、人は違う方向を向くようになる。
認め合う、赦し合う、思いやる、愛する。
そういった人として基本的なことを忘れずにいなければ、
人間社会は成り立たなくなる。

分断。
違う意見をもっていても、お互いに聞き入れ、話し合う。
そしてお互いのいいところを取り入れる。
コミュニケーションをしっかりとる。
それが民主主義でもあると思う。

分断を乗り越えたい。
まずは、相手のことを知ること、認めること。
そして、共通点を見出すこと。
安易に決めつけてはいけない。

アメリカの動向を見ながら、これから世界はどうなるか、
そのなかで、自分はどうするのか?をしっかり考えていかねば。
すべての動向、事象は他人事ではない。
全部、自分に跳ね返ってくるのだから。

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