クーポンとポイントがお好き。

政治の世界で、行政発で、セールスプロモーションのような
軽い企画が当たり前になってきており、
販促手段と、目的の不釣り合いが気になる今日この頃。

消費行動を促すにはクーポン、割引、ポイント。
手っ取り早く、誰にもわかりやすい施策なのかも。
でも、出産を控えている人は、クーポンごときで生み控えを
やめるわけはないし・・・。それをわかっての企画かどうか。
それを実施する意図、目的。しっかりその想いが伝わっている
だろうか?
マイナンバーのポイントも然り。
何か特典があれば、人は喜ぶ?
そんな単純なものではない。
時と場合によるはず・・・。

と、筋違いのセールスプロモーションが続く。

旅行支援も然り。
旅行に行きたい人は、行きたかった人は支援がなくても行く。
割引がすごいと、それ目当ての人も増えるため、旅客の質が下がる。

最近、旅行代理店で1時間ほど待たされることがあった。旅行支援のおかげで
常に利用している者には大迷惑だ。
今、代理店では旅慣れしていない客を相手に、時間効率の悪い接客を
続けている。
一生懸命対応したわりには、売り上げは?と気になってくる。
それでも、コロナのときと比べたらありがたい。と旅行業者の方は
必死である。もう少しやり方、タイミング・・・考えればと思うが。
京都駅の大混雑、早く終わってほしい限り。

とにかく、クーポンもポイントも、割引も、
今の日本になくていい。そんなことに費やすお金と時間があったら
もっと根本的な、構造的な変革を興してほしい。
よく考えて、よく考えてくれているな~。
そんな仕事を期待したい。

と同時に、自分もよく考えてくれているな~と
思っていただける、そういう仕事をしなければ。

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