寄り添い続けることへのパワー

ある方のご家族が闘病中でがんばっておられる。いろいろ治療を続けておられ、ご本人はもちろん痛くて、しんどくて、大変だと思うが、そのご家族もまた大変だ。気になりながらも、そんなに頻繁にご様子をお尋ねするのも憚られる。でも、毎日心のどこかで、看病されている知り合いのことが頭に浮かび、どうかな~、大丈夫かな~と思いつつ、何もできないでいる。時々メールなどしながら、お声がけさせていただいたり、何か役立ちそうな本や、体によさそうな食品などお送りしてみるが、こちらの自己満足だけなのかもしれず・・とも思いながら・・。
でも、そのことを喜んでくださり、運転中などに私のCDを聴いたり、ブログを読んでくださり、元気をもらっていますよ。心の支えにしていますよ・・とその言葉をいただくと、これまたなんだか切ない感じにもなり・・。
もし、自分がその立場だったら、自分が大切な人の病気を一緒に克服しなければならない立場だったら・・・・・。いろんな不安や心配も付きまとい、また疲れもたまってくるだろう。
誰かに寄り添わねばならない人を応援することは、本当に大したことはできないけれど、間接的にできることを思いついたらし続けるのみ。
喧嘩できるのは元気な証拠、どっちかが弱ればそれもできない。だんだんできなくなる。元気でいることに感謝しなければならない。
介護、看病される人がこれから増えていくだろう。自分もそのうちに・・。自立していられるうちに、とことんできること、やりたいことをやるしかない。
今、ご主人の病と向き合い、闘っておられるこのご夫妻のこと、心から応援したい。苦しくないように、しんどくないように、少しでも気持ちも和らぎ、生きる元気が湧いてくるように・・・。寄り添い続けることにはいろんな強い気持ちと持ちこたえるパワーが必要だ。希望をもって、事態がよき方に向かうように、心から祈り続けたい。

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