どんな仕事でもやりっぱなしはよくないと思っている。来た球は、必ず早めに投げ返す。中途半端になっていることがないように、後始末もちゃんとする。そうすることが、後になって効いてくるはずだ。
後始末はとても気が重いけれど、誰かがしなければならないと思う。
気が付いた人がする。それでいい。
最近思うのは、何年かあとになって、ああしておけばよかった~と思うことだけは、絶対になくそうということ。
自分だけの問題、誰かが関わっている問題、いろいろあるが、とくに誰かに関わる場合は、きちんと始末をしておくことが必要だ。
後始末とは、きちんと関係性をいい状態で維持する。ということだ。
あるひとつのことでの不始末で、人間関係が悪くなったり、他のことがうまくいかなくなる・・・ことがなきように。
目先の利益だけを追い求めず、後のことを考え、ときには損することも必要だ。
最近、生きていくということは、いろんな課題に対して、ひとつひとつカタをつけていくことだと思えてならない。
やりっぱなし、言いっぱなしにならないように。ひとつひとつ、収めていくことが必要だ。
種まきから刈り取りまで。いいことも、そうでないことも、ちゃんと最初の状態にまで戻しておけば、また新たな種を蒔くことができるから。何事も、日の当たらないところ、誰も目を向けないような細部にまで気を配り、自らの日々の行動を点検していくことを怠らないように。見えないところにこそ、次への可能性も秘められているかもしれないのだから。
ひとつひとつカタをつける。
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