飲食店のきもち。

今週ある勉強会を予定していた。全国各地から都内で集まっての研修会。
昨年は、コロナで会えないなかオンラインで一緒に学んだ仲間たちが
今年こそは、と対面を果たすことも大きな目的のひとつであり、楽しみであった。
まさか、今年はコロナはさすがに・・。開催に不安を感じることはないだろう
と思っていた半年前。

準備もすすめて、いよいよ・・となったこの7月半ばから、コロナ感染が急拡大。
さすがに地方から東京へ出張する立場になると、東京の今はちょっと危険と感じる
人もいるだろう。さらに会食となれば、キャンセルしないと、という気持ちが勝るのは
やむなきこと。

そんなことで、この1週間のうちに、毎日のように会食のキャンセルが続く。
感染対策はしているよ!といっても、とくに地方の方からすれば、東京での会食というだけで不安になってしまうのだろう。

ということで、ここしばらくレストランの立場でこの様子を見ているため、
いかに飲食業の人がこのコロナで毎日、どんな思いをしてきたかが想像でき、
心から同情してしまう。心折れるのもわかるな~という感じだ。

電話が鳴る。そのたびにキャンセルの連絡・・。
「あ、また」「あ、またか・・・」
せっかく集まれると思ったのに、ひとり、ふたり・・・。
コロナも落ち着き、せっかくいい感じでお客様も戻ってきたのに、
と夏に向かったこの矢先の、キャンセル続き。
こんな思い約3年、毎日、毎日してきたんだ。

よく言えば打たれ強くなり、一方、心も折れるのも理解できる。
開き直るしかない、現実に向かうしかない。となってくる。
お店の人の気持ちが本当にわかるような気がして。。。
いよいよ、明日が本番であるが、今日もまた電話がメールが入るのかも。

と思いながら、どきどきしながら最悪の場合も想定しながら備えていく。

その立場になると、気持ちがわかるもんだ。
飲食店の皆さんの3年の苦労を思うと、いろんな制限がない方がいい。
あとは利用者の自己責任ということになるけれど。

ウィズコロナ時代のイベント開催の難しさ。
もちろん自分に何かあった場合のことも想定しながらいる。

安全に無事に予定が遂行できますように!
やって良かったと、
マスク越しではあるけれど、たくさんの笑顔が見られるように。


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