ウクライナの惨状をこんなに身近に知ることができたのは、
ネットの普及のおかげ。
でも、知りたかったか?と言われたら、知らない方が幸せだったかもとも
思う自分もいる。
そう、人間は知らない方が幸せなときもある。
でも、現実から目をそらし、何もしないのは、賛成できない。
知ることができる環境のなかで、何ができるか?が大切だ。
人間は時代に関係なく、戦争する。
学ばない人がいる。
悲しい動物だ。
そのために被害を被る人がたくさんいる。
今も、まさにそうだ・・・。
そうならないために、同じあやまちを繰り返さないために・・と
活動を続けている人たちの活動、仕事がある。
色んな活動があるが、そんな中でも私自身が刺激をいただいている事例。
ひとつはジャーナリストという仕事。
今も、大学の講座を受講し続けているが、世界情勢を客観的に俯瞰しながら
主観をもって、いのちを守るためのメッセージを発し続けている。
自らがチェチェン戦地などにも出向き、精力的に取材を続け、発信して
こられているジャーナリスト、横村 出氏。
講座では自らが撮影してきた戦地の惨状をそのまま示され、ありのままを
伝えたいとされる。自ら命をかけて活動されている力強さを感じる。
ちゃんと伝えようとすることで、受け取る側に問題提起を与える人。
戦争にならないためにどうすればよいかについてのメッセージを送る。
私は、その講義の内容はもちろんであるが、横村氏の仕事への向き合い方、
姿勢を学ばせてもらっている。
もうひとつは、被爆体験を語り続けていこうという朗読会の活動。
この週末も朗読によるこの語りを聴かせてもらったが、
想像力をかきたてる朗読で、聞き手に戦争の悲惨さをイメージさせ、
忘れないように働きかけ続けることは本当に根気のいる活動であると
改めて思う。
それをやり続けておられる人たち。
たまたま、最近出会った、被爆体験記の朗読「永遠の会」。
ボランティアの皆さんの思いはただひとつ。
事実を語り継ぎ、後世に伝え続ける。この悲劇を忘れてはいけない、
同じあやまちを繰り返してはいけない。そのために語りつぐ。
皆さんの、力強い言葉にその想いがしっかり籠っている。
いずれも言葉や文字で「伝える」活動・仕事だ。
武器をもって相手を責めない。傷つけない。
コミュニケーションで、人は幸せになれないのだろうか?
平和を願い、自分ができることを、もっとしないと・・と
心から思う。
自分ができることで、一生懸命伝えようと行動される方に
改めて敬意を、拍手を送り、応援を続けたい。