同時にいくつの職業を背負いながら、毎日走るへんてこりんなわが暮らし。あと2日でレコーディングだ、ライブだとなれば私の中のミュージシャン率は高まり、企業研修が迫れば、ビジネスマン率が高まる。いつもシーソーのような生活。でも、家事はどの仕事をしていても、同じようにするのも当たり前。家事は自分の中でバランスをとるのに、とてもいい仕事だ。でも時間がないから、企画しながら洗濯する、時計みながら干し、あわてて外出。急いで料理をする、何時までにやらなくちゃ!あるいは、あのことは大丈夫か、あそこへ連絡はしたか、次の出張は・・などいろいろ考えながら包丁を握っているうちに、思わず切り傷。「いたっ。おっと、ピアニストは包丁を持っちゃいけないんだ。」と思いながら、手当をする。冷静に冷静に・・・。そうこうしているうちに、包丁のことは気を付けるようになるが、今度は鍋の蓋でやけど。そう、鍋がアツけりゃ、蓋もアツいのにそのときはなぜか忘れ、無意識に瞬間、蓋をつかみ、「あち~~~~」すぐさま、水道の蛇口をひねり、水で指を冷やす・・。「ああ、さっきと同じ手だ」もうこれ以上何かあったら、演奏できなくなる。せめて2日間は炊事禁止令にでもしないといけないほどだ。
それぞれの職業には不可欠の身体道具がある。ピアニストには指、歌手には声、のど。マーケッターは行動力が不可欠だから体力か?いや、体力はすべての仕事に必要だ。とにかく、無事に仕事をつとめるというには、用心、注意、丁寧なケアが必要だ。
またまた反省を繰り返しながら、絶対これ以上、生傷を増やさないようにと猛省する。それにしても・・・どんくさい。
ピアニストは指、歌手は喉、マーケッターは?・・・。
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