日本は本当に豊かな国だ。
そして、安全な国だ。
今のところ。
東京で生活していた23年に比べ、名古屋を拠点にしてから、
食生活ががぜん豊かになったと感じている。
美味しい野菜が安く手に入る。入りやすい。
海の幸も手に入りやすく、安価だ。
名古屋の味覚が合わないせいもあるかもしれないが、
外食の数もぐんと減った。
本当に恵まれた食生活をしていると実感しながら
この暮らしも5年になる。
一方、日本のエネルギーの備蓄、食糧の自給率などの
数値を見ると、とても心配になる。
とくにこのウクライナ情勢が、徐々に生活に影を
落とし始めている。
このままでいったら、こんなにキラクにおいしいものを
いただき続けることができないのでは?
食糧不足になったり、値段の高騰で手に入れることが
できないものが出てきたり・・・。
考えだしたら、きりがない。
SDGsをしきりに叫び、その方向へ向かおうと努力する
人々がいても、一方、戦争で環境破壊から、貧困、飢餓を
増大させる国もある・・・。
豊かな暮らしは、いつまでも続かないであろうと
危機意識をもつのも当然。そして、持たないといけない。
豊かな暮らしに慣れてはいけない。
いつ、何があっても柔軟に状況に対応できるように。
コロナが落ち着き、人々が活発に動き始めることで、
世界はもとには戻らないのに・・・と
憂う自分がいる。
豊かだったね。あの頃はよかったね。
と言わなくていいように。
まずは一杯のコーヒーに感謝し、
1日1日を大切に生きたい。
毎朝、淹れたてのコーヒーをいただけるとは、
本当に豊かである。