グラン・ルーは来年開設から25周年を迎えるが、その時間を
ずっと寄り添い、助けてくださった大切な存在がデザイナーさんである。
脱サラをして、こんなことをしようと思っていると打ち明けたのが
34歳の今ごろだ。
ご自身も会社づとめから、独立して仕事をする人であったので、
私の決断に共感を寄せてくださって、まずはグラン・ルーのロゴづくり、
そして名刺、毎年の年賀状、ホームぺージ、CDのジャケット、各種チラシ
オリジナルグッズ、カレンダー・・・と、グラン・ルーに関わる
デザインはすべてお願いをしてきた。このブログのヘッダーもそのひとつ。
今から思えば、打ち合わせや製作は、時間を問わず、早朝から夜中まで
おつきあいいただいた。公私ともに私という人間をご理解いただき、
その想いをカタチにしてくださった。
5年前、東京を離れてからも、変わらず関係は続いている。
ありがたいのは、この間に使ってきた写真をはじめとしたデータ類も
共有、保尊してくださっており、何かあればこちらから言わなくても、
グラン・ルーのコンセプト、歴史、世界観を理解されているので、
ここにはこんな色、こんなレイアウトが良いのではと私が求めることを
先に提示してくださる。一から説明しなくても良い、そして新しい提案を
いただける。こうだといいのではないか?いつも私の見え方を客観的に
考えてくださっている。そう、分身のような存在だ。
グラン・ルーの世界観は彼女とともに、彼女がいたから見える化
できたのだと思う。いろんな提案も数えきれないほどいただいた。
ライブにも駆けつけてくださり、いつも応援してくださった。
私の挑戦を楽しみにしてくださるので、真っ先に報告したい人の一人
である。
家族の変化、親の死・・・。うれしいことから、悲しみまで・・・。
さまざまな気持ちを共有しながら、激励いただきながら、進んできた。
ブランディングには時間がかかる。
そして見える化することで、はじめてわかる。
見えなければ、何もない。
デザインの仕事は、思いをカタチにすること。
私の想いを見える化する上で、デザイナーさんの存在、関係は
一番大切である。
お付き合いを30年以上重ね、四半世紀、一緒に健康で仕事ができること。
自分のことを、常に見守り応援していただけることは、本当に
嬉しい。
最近、25年に向けさまざまな取り組みを見直し、新しい挑戦を
するにあたり、改めて、デザイナーさんの存在に思いを寄せて
いる。
私が仕事をする限り、最後の最後まで、グラン・ルーのデザインは
このままお願いしていきたい。
クリエイターとして、人として、共感し合える仲間がいることは
本当にありがたい。
いい仕事は、信頼から生まれる。仕事にもパートナーは不可欠だ。
今改めて、生涯のおつきあいを願っている。
グラン・ルーを一緒に回していただける仲間を大切にしたい。
四半世紀をともに、の感謝。
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