今こそ、大きな人を目指す。

こんなことをよく言われてきた。
「今尾さんって、近づくとこんなに小さい人なんですね。
もっと大きい人かという印象がありました」
そう、たとえばステージの上とか、遠くで見ているときは
大きな人に見えるらしい。

でも、実際に、目の前に現れると小さいそうだ。
そう、確かに小さい。
この言葉は、自分では、勝手に褒め言葉だと思ってきた。
人に大きな人と思われる、その第一印象は、一定の評価であると
思っているからだ。存在感を示せたという意味において。
声や表情は、自分を大きくも小さくも見せるのだ。
実際、身長は最近150㎝あるかないか(年々縮んでいく?)
の私であるが、実際大きな図体であったら、きっとまた印象は
異なってくるだろう。

今、改めて、
「大きい人」を目指したいと思っている。

その「大きい人」とは・・・。
常におおらかであり、どんと構えていること、自信を備えていること。
小さなことでくよくよせず、大丈夫、大丈夫と
常に肯定的、積極的であること。
自分の小さな世界の殻をうち破り、未知の世界にも目を向け、
自分の有限を自覚しながらも、世界に飛び出していこうと
冒険心をもち、行動すること。
問題、課題があっても、自ら進んで解決の道を探る人。
そう、夢をもって前に進もうとしている人。
周囲にも元気や勇気を与えることができる人。
そんな人のことである。

一方、小さな世界の中、迷路に迷って、毎日ぐるぐる
同じところを行ったり来たり・・・。
出口を自分でみつけるのではなく、誰かがそれを
示してくれることを待つ、受け身な人。
自分のサイズを変えようとしない、受け身の人・・・。
それが「大きな人」の真逆の「ちっちゃい人」であろうか。
そうはなりたくない。

小心者という言葉があるが、
大心者という言葉もほしい。

今、改めて大きな人を目指したい。

この混迷の時代こそ、大きな人でありたい。
ゆとりをもって、人に対しても優しく思いやりを・・・。

そう、人としての「器の大きい」人だ。
こんな人になりたい。

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