結果「安かろう」になる選択

洋服はいつのまにか、出張に最適な素材・デザインのものだけを選ぶようになった。しわになりにくい、旅先でも洗える、すぐ乾く、軽い、
かさばらない、動きやすい、そしてカッコいいも大切だ。人前に出ることも考えると、デザインは流行りというよりも、自分らしく見えるということで重要だ。一見、高いと思うが、5年、10年、長いモノは20年・・・とにかく長く使えるという点で、着用回数1回あたりの単価までは出していないが、いかに安いかと思う。
良いものは高いが、高いわけがあり、結果、安いと思えるのでこの選択は間違っていないだろう。
一方、セールなどでは、安くなったものが山積みになっている。先日も案内をいただいたのであるセール会場に出向いたが、あの殺気だった会場では気分悪くなり、ほとんど何も買わずに退散した。会場では案内状をいただいた女性と、一部男性客も来ていたが、渡された袋にとりあえず洋服をどんどん詰め込み、いったん詰め込んでから、自分に合いそうなものを選び、元の場所に戻さず、そこらに選ばなかったものを放置する・・。買わなきゃ損のようにして、かたっぱしから手をつけていくという感じだ。大昔、セールになると普段買えない価格のものが買えてうれしかった。その歓びもよくわかる。そしてセールだからといって買わなくちゃ!という時代もあったが、よく考えるとそのとき買ったものでその後、使用していないものがわりとあった。結局は高い買い物をしているわけだ。
セールとは麻薬のようなもので、とくに女性にとってはストレス解消?のための行動のようで、今もそれは変わらないようだ。
高いからいい、は当たり前で、安いから悪いも当たり前。買うときの金額ではなく、長い目で見て、価値があるものだけを選択する。
自分の消費の反省多き歴史、そして人様の消費・・・を見て、いろんなことを考える。
とにかく、結果を想像できる賢い人になりたい。

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