主人(あるじ)なくても、花は咲く。

キレイかどうかは別として、藤の花のアップをまず・・。
3日ぶりに実家に立ち寄ったら、なんと一気に庭の花たちが開花していた。
これだけでなく、ハナミズキやスイレン、また傍らにはタンポポも咲いていて、
あれ?こんなところに?という感じで、桜が散ったと思ったら、一気にそれ以外の花たちが
出番を待っていたかのように、登場した!

花もなく、枯葉が落ちていただけの冬は、本当に寂しい空き家状態であった。

同じ場所なのに、花が咲いてくれるだけで、敷地全体が生き返ったような感じになる。
毎朝水をくれて、草をむしってくれていた主人がなくとも、(今は周囲の皆さんのお世話
になっているが)そこに住人がいなくとも、樹木や花たちが、代わりに住んでくれて
いる感じだ。

少し華やかな気持ちになり、そして、やはり何かしら足りない気持ちになって・・。
そう、この写真のごとく、白い空に白い花のような・・・。
今日は青空を背景に見られるといい。
と、季節が移るたびに、こういった経験を重ねていくのだろう。


主人なくても、花が棲む家。
今となっては、大切な守り神になってくれているようだ。

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