上司のモチベーション

ある企業の取締役の方との会話。
「組織の上の方にいくと、下の人が直接何も言ってくれなくなる。
自分が関わったことの結果について、一言声かけてくれたらうれしいのに
でも、言わないんですよね。」
「いただいたアイデア、お客様にも好評です。ありがとうございます」
と、たとえばこんな風に、声かけてもらえたら・・ということだ。
確かに部下は上司に直接モノ申さない。

一方、ある組織で上司の下で働いている人と話していたときのこと。
一人は、同業他社からの転職組。現在働いている会社の上司が、
なんと部下思いのいい人か。前いた会社とはまったく違うとのこと。
と感動され、本当にこの会社に入って良かった。・・・と私に話してくれる。

もう一人は、この4月から新しい部署に異動になるが、3月までお世話になった
上司がよく面倒を見てくれた本当にいい人で、心から感謝している。
・・・と、こちらも私に話してくれる。
直接は、そうは言えないようだ。恥ずかしいからかもしれない。

でも、上司は直接言われたら、うれしいはず。
上司になればなるほど、組織のトップに近づくほど、
上からはプレッシャーをかけられるが、モチベーションをあげてもらう
ことは少なくなるのかも。もうそんな段階ではないからだ。
だから、上にいけばいくほど、部下のひとことがモチベーションアップに
なったりするのだ。

さあ、今日は年度末最終日。
お世話になった上司に、心からの感謝を伝えてみては?
それが上司の自信と意欲につながる。
気持ちよく仕事し続けるためには、上下を越えてお互いの
モチベーションをあげるコミュニケーションが有効かも。

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