アメリカの著名な数学者がタクシーで事故に遭い、同乗されていた夫人とともに亡くなったとニュースを知り、ショックを受けた。その数学者のことは不勉強ながら知らなかった。素晴らしい功績を遺した方だそうで、その人生をモデルにした映画もあったそうだ。そして夫婦助け合って病気を乗り越え、生きてこられたそうだ。これは亡くなったそのニュースで知ったこと。たったこれだけの情報だけでも、本当に映画のような人生を生きた方なんだと感動。それに加え、驚いたのたのは、夫婦で一緒に事故で亡くなったということだ。そんなところに感動して・・・と不謹慎かもしれないが、いいな~と思ったのだ。なかなかそんな風に思っていてもそうならない。という世の中なのに、なんと幸せなんだろうか・・と思ってしまったのだ。
もちろんその事故の瞬間、悲惨さ、惨さ・・を想像するとそんなことは言えないけれど、でも、高齢になるまで一緒に生きて、一緒に人生を終えられるとは、私だったらうれしいと思う。
人生、いつ終わるかわからない、どのように終わるかもわからない・・そこは人間平等にできている。そんな中でも、神様はやっぱり見ておられるのかもしれない。もしかしたら、最高のギフトをそのご夫妻はいただいたのかな?すべて想像であるが、一番欲しいものはそんなギフトなのかもしれない。
生きている間にその恵みに触れることもできないが、その恵みとは最高の人生の結び方ではないだろうか?ふと、15年前に国際会議で訪日されたアメリカ人の老夫婦のことを思い出した。確か、あのご夫妻の死も衝撃的だった。ハリケーンか何かで流され、亡くなったときいたことが今回のニュースで蘇った。仲良しカップルは一緒に死ねたら一番いいに決まっている。
一番のギフトは・・・
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