今こそ、Harmonyの力で平和を。

今、世界中でウクライナのことを心配する人々が、現実を見守り、ある人は
祈り、ある人はSNSで訴え、ある人はデモに参加して・・・・とそれぞれが
できることをしている、しようとしている。
母国で多くの人が血を流すなかのパラリンピック参加。ウクライナの選手たちは平和のために全力を出し切り、結果、多くのメダルをとった。このメダル獲得は単純にうれしいだけの感情ではないはず。このメダルは重い意味がある。(無事に帰国できるのかも不安になるが・・・。)

世界のリーダーのパワーのなさには、あるいはパワーを発揮できない複雑な
現状は、本当にいらいらするが、世界はこんなもんかとも思ってしまう。
言葉で人を動かすことができないのか・・。

そんななか、先日ウクライナの町で、
キエフの交響楽団が演奏をしている映像をみかけた。
ベートーベンの第九を弾いていた。世界に向けて、平和を訴えた。
多くの人々が集まって聴いていた。
言葉が通じなくても、あのメロディを聴けば、きっと軍人も手をとめるだろう。
言葉多い交渉より音楽の方が、人の心を動かせるのでは。

ヨーヨーマさんも、大使館の前で、チェロを演奏されたようだ。
ピアノは持ち運びができないため、同じことはできないが、私も同じ気持ちだ。

最近、ピアノを弾くときには、まず最初に
ウクライナを思い出す名画「ひまわり」のテーマ曲や、
チャイコフスキーの馴染の曲を祈りを込めて弾く。
観客はいないけれど・・・。

音楽の力が、世界に役立つといい。心からそう願っている。
音楽は、harmony。そう、調和、協和、響きあうこと。

世界中に美しい響きがこだまするように。
私は、何もできないけれど、歌い、弾き、祈りたい。
一刻も早く、この悪夢が終わるように。



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