先日亡くなられた石原慎太郎さん。いろいろ賑やかな半生と思っていたが、
基本は作家、最後まで作家だったのだ。もちろん政治家でもあったが、今から思えば表現者、そして賛否があろうがその想い、言葉を行動にしてしまう、なかなかいない貴重な方だったと思い、著作を読んでみたいと興味が沸いた。
生きているうちにその魅力に気付かずに、うるさいじいさんとしか思っていなかったので、申し訳なかったと思いつつ・・・。
さて、その見事な生きっぷりを支えたのが、どうやら奥様。
夫婦であるというだけでなく、真のパートナーでおられたようだ。石原さんご自身、支えられていたから、怖いものなしで戦えたのだと思うと、本当に幸せな人生だ。
その奥様が、亡くなられた。
まだ旦那さんが亡くなったばかりなのに・・・。
すぐ呼ばれたのか、追いかけられたのか、それとも、お二人とも生きている間から、そういう約束になっていたのか・・・。
息子さんたちにとっては、大変お寂しいことだと思う。決して他人事と思えない。
でも、きっと仲の良かったご両親であったから納得もされているだろう。
呼ばれたり、追いかけたり・・。
なんだか、とてもいい人生の終わり方だと、改めて思う。
生まれてくるときも、亡くなるときも人間一人‥と言うが、でも愛する人が
すぐ来てくれたら幸せだ。それが一番の極楽、天国だろう。
石原夫妻と、自分の両親のことを重ねながら・・・。
寂しさは未だ癒えぬけれど・・。
呼ばれて、追いかけて、、。
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