ピンチのときほど、専念、没頭。

日本で暮らすロシア人の知人と、ZOOMで面談することに。
彼女のことがこの二週間ずっと気になり、仕事の合間に、
短時間でいいからと約束。
モニター越しに見る彼女は一見、元気そう。良かった。
電話よりもやはり顔が見えるのは良い。

しかし、話をきいていると、ロシアの情報統制、プロパガンダは
本当にひどいようだ。彼女の地元に住む家族、親戚の例をとって
そんな様子を語ってくれた。
しかもその情報操作は昨日今日始まったことではなく じわじわと
計画的に・・のようだ。

一切、「戦争」という言葉は言わない。特別な軍事対応なのだ。
まだ自らへの負の影響も気づいていない人が多いが、そのうち
生活をする上で、おかしいと気づくことも出てくるだろうとのこと。
ロシアで暮らす親、親戚のことは当然気になる。
本当は日本にでも連れてきたいのだろう。
彼女は日本に住むロシア人、ウクライナの人々と情報交換をしながら
一緒にがんばっている。そして、アメリカの仲間ともSNSでやりとり
しながら、心の安定を保っているように感じた。
彼女は敬虔なクリスチャンであるので、神様を信じ、毎日を過ごす。
そして、
「こうして、仕事があるから、余計なことを考えないで済む。この
ことはとてもありがたい」
という言葉にとても共感。
そんなわけで、今自分がどうすることもできない心配はそこそこにして、
今、自分たちができること・・・目の前の仕事の相談を受けることに。
「あのー、仕事の相談、いいですか?」
「いいよいいよ」
そう、自分たちでどうにもならないことについて話していても
前に進まない。
また私が今彼女にできることは、仕事での応援だ。
今、自分たちができることをやるのみ。

ピンチのときほど、仕事があってありがたい。
そんなことを、今回も痛感。
彼女も大変前向きで本当に良かった。
早く、悪夢から目を覚ませる日が来るように。

ウクライナがんばって!
状況を正しく知る、ロシアの人々も心痛めながら、
願っている。

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