企業相談会で、還暦から起業するという女性と面談した。「わたしね、これまでずっと勤めてきて定年でもうやめたんだけど、このままで終わりたくないから、自分の夢を果たそうと思うんです」と、元気いっぱい話を始められた。その勢いと元気はとどまるところを知らないぐらいのあっぱれ!おばちゃんである。また、夢に向かって生きておられるせいか、肌艶も大変よく、とても若々しく、私から言うのも失礼であるが、かわいらしい感じがする。あ、この人が商売やったら、うまくいきそう!という予感がした。
1時間の面談後、「よーし、勇気が湧いてきたぞ~」とニコニコ顔でお帰りになったのが、とても印象的。
60歳からの起業。しかも儲け優先ではなく、お年寄りに喜んでいただきたい、地域の人に役立ちたい・・・との思いがとても強い。
人はいつからでも挑戦できるのだ、新しいことをはじめることができるのだ。自分さえその気になれば、周囲も応援してくれる。
いやはや、やっぱりおばちゃんは強く、たくましい。男性が現役を引退する頃に、起業に向けて動きはじめるおばちゃんたち。・・・とてもほほえましくもある。
そういえば10年前、相談に来られた女性。「私、もともと専業主婦でした。50歳で起業を決意しました」とあれから10年。ずっと応援しているが、目覚ましい活躍で今さらに元気、いきいきだ。今は60歳で起業する方がおられる、10年後は70歳で?ということも出てくるかもしれない。いつでも、その人にとって決断できるときが、「はじまりのとき」だ。
いくつになっても、新チャレ精神が大切だ。もう、いまさら・・!とあきらめず、まだまだいける!と思えば、おのずと道は開ける。
いくつになっても新チャレ精神!
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