爆笑ありで、記憶に残す勉強会。

ITベンダー向けの勉強会。私自身はこの業界の専門家ではないけれど、やっぱりコミュニケーションクリエイターというのはどの世界にも接近可能だ。結局はどんな仕事をしている人でも、コミュニケーション抜きには、成り立たない。
今回は、前回の講義とミニワークを経て、各社で準備をいただき、自ら立てたプランの報告から、展示や呼び込み、商品説明から、オフィシャルなプレゼンテーションまでを発表いただき、受講者・主催者とともに一緒にチェックというプログラムにした。
準備も大変だったろうが、これをやることで、展示会出展にはとても役立つはず。本番に生かせるため、みなさん全力で準備された。
IT業界のプレゼンというと、いかにも「カタカナ」!というイメージがあるが、今回は商品説明だけでなく、展示会での声がけや、初めての方に興味をもってもらう話術も実習いただいたのが良かった。「伝え手」も「聞き手」も受講生同士。それぞれの役になりきって、商談のきっかけをどう作るかを一対一で演じてもらう。やっている本人たちは大真面目なのであるが、そのやりとりが、いかにも不自然でおかしかったり、会話がかみ合ってなかったり、一方的に話してしまったり、いいお客さんになりすぎたり・・・と、そのやりとりを見ている全員が爆笑したり、感嘆の声、ときには心配そうに見守ったり・・・。私も何度も爆笑してしまった。やっぱり売るものがクラウドであっても、アプリであっても、結局、売るのは人間、買うのも人間。そこが伝わるには、人間力・素手の表現力が必要なのだと再実感。
と、真剣勝負の中にも笑いあり。みなさん汗をかきながら、奮闘し、満足した様子で、おかえりになった。
私はいつも、楽しい場を仕掛けたい。それがビジネスの場であっても。楽しいことは忘れない。楽しいことを思い出すついでに肝心なことも一緒に思い出す。日頃エンターテイメントの仕事にも少しではあるがかかわっていることで、それ以外の領域にも役立つことがあり、ありがたい。とにかくよく笑うIT男子、ますます感性を磨かれ、ターゲットに伝わるようがんばっていただきたい。とにかく大真面目にやるから、面白い!受講者の皆様の心に頭に深く刻み込まれていることを心より願って・・・。

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