オンラインで手をふる。

長年担当してきたある業務が、今年度をもって満了となる。
そして、その業務の最終日はオンライン対応。
この満了とコロナの影響はわからないが、まあ、どんなことも
何でもいつか終わりは来る。
永遠に・・ということはない。

コロナの影響はわからないが、私自身、コロナによって
人生観や仕事観は少し変化したかもしれない。
何がおきても不思議ではない。
これまでの当たり前が、そうではなくなる。
絶対はない。
だから、今間の前のことを一生懸命やるだけ。
結局は、以前と変わらないが、より一層、今を大切にという
気持ちが強くなったのかもしれない。
どんなことも、はじまりがあり、終わりがある。
だから、何があっても、平常心。

「先生には、本当にお世話になったので~」
と言ってくださる方。悪天候にもかかわらず、最終回だからと
参加していただいた方。
もちろん最終回ということを知らずに、
「では、また~。お元気で~」
と、いつもどおり終わった方もいる。

十数年取り組んできたこと。
いろんな企業さん、それぞれの立場に寄り沿って
一緒に考え、行動すること。
本当にカウントできないほどの企業さんと出会って
きたが、いろんな思い出がよみがえり、胸がいっぱい
になる。

もちろん、ここですべてが終わるのではなく、
新たな関係がはじまる。生まれる。
時の経過とともに、ホンモノの関係が残っていくのだろう。

「では、また!お会いしましょう。どうぞ、お元気で!」
オンラインのお別れは、湿っぽくならないのがいい。
画面いっぱいに手をふって、一区切り。

ひとつ終わって、ひとつ前に。
自分がやってきたことをふりかえり、
悔いがなければ、それでよし。




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