プロセスを大切にしてこそ、いい結果

福祉園芸士のごんだいらあやこさんの創業10周年事業イベントにゲストとして呼んでいただき、トーク&ライブをやらせていただいた。思えばこの話がはじまったのは昨年の晩秋だったか。来年10周年なので・・・記念の事業イベントをやりたいとのことで、相談を受けたことから。たんにわいわい集まって、飲み食いをするアニバーサリーイベントをやりたいということでなく、そのイベントを作り上げる過程を大切にし、この間に、自らの10年間の経験を生かし、ちゃんと仕事をしたいけれど趣味の延長のような状態で終わっている周囲の女性たちの自立も応援し、その人たちにもイベントづくりにかかわっていただき、イベントに取り組むこと自体を自分たちの成長にも自分の成長にもつながるようにしたい。という素晴らしい志をもっての企画。なんとそのような貴重な機会に私もゲストという形で参加させていただき、またゲストとして当日出演するだけでなく、主催者の企画運営についても随時相談いただき、ずっとかかわらせていただくこととなった。私にとってはこの期間、主催者がこの事業でやりたいことを、やりたいようにし、やってよかったとなるように応援するというスタンスでおつきあいをさせていただき、何度も何度もやりとりを繰り返した。
イベント出演依頼があると、自分自身企画や運営もすることが多いことや、性格上のせいか、ついつい口を出してしまう、こうした方がいいとか、あれはあるか?大丈夫か?などついつい入り込んでしまう。それは少しでもおいでいただくお客様に喜んでもらうようにしたいから。ギリギリになってもタイムスケジュールも何度も見直す。流動的、柔軟性に準備万全が大切だ。
そんなこんなでいろんなやりとりをして、やっとその本番の日。海の家で行うということで、いつものステージとは違う雰囲気。そんな新鮮な感じにも少し緊張しながら、会場に向かう。
前夜「明日はスタッフ一同がんばりますから、よろしくお願いいたします!」とのメッセージ。ここんところ、毎日何度にもわたったこのやりとりも今日で終わりか。ちょっと感慨深い気持ちもありながら、海の家カフェでの講演&ライブ。海をバックに話をしたり、
夕日が落ちる前後での2部制のライブ。自分なりに心を込めて。冷房のない自然の空間で、汗だくのパフォーマンス。夏の締めにいい仕事をさせていただいた。参加されたお客様も大いにお喜びになり、みんな笑顔で帰られ、安堵する。仕事をやり遂げたスタッフのみなさんも本当にいい笑顔で片づけをされていたのが印象的であった。
長い時間をかけて準備し、また当日になってもいろんなことが起きて。。。でもすべてのプロセスを楽しみ、充実した体験となった。
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