「スーパーむつみ堂のバレンタインストーリー」。
4人の作家による、4つの朗読劇公演がいよいよ千秋楽。
本日が最終日となる。
さすが、日本随一の演劇の町、下北沢の週末。開発が進んだ駅前。
コロナといいつつも、マスクをした人々でにぎわう。
劇場に足を運ぶ人はコロナ前と比べると少なくはある。
しかし、演劇が好きな方はそれにかかわらず、足を運んでくださる。
混雑していないため、安心して観ていただける。
(今回はこれまでよりも配信での予約が伸びているとのこと。)
本番前にはじめて出会った、6人の役者、演出、照明そして私。
この9名で作品を作り上げる。
まともな練習1日で、作品を作り上げ、初日開催。
緊張の初演から、すでに4回。
不思議なもので、回を重ねるごとに、どんどん良くなる。
作品が自分のものになってくる。
寒さ対策も工夫をして、1日目よりも指もよく動き、
役者の演技との一体感も増す。
芝居など連日開催の作品は、回ごとに違う。そこが生の良さ。
お客様にごまかしができない。
来場されたお客様には、しっかり90分楽しんでいただき、満足いただき
お帰りいただいた。もう1回見たいと、
今日、再び足を運ばれる方もおられる。
そして4名の作家さんからも大変好評をいただいた。
自らがかいた1本の作品が、
他の作品と一緒に1つの物語として上演される。
一体、どんな風になるのだろう?と
期待と不安で本番を迎えられたことと思う。
その作家さんたちにも、生演奏も大変喜んでいただき、
安堵した。責任をひとつ果たせた感じだ。
私は、本番直前、出演者がそれぞれ発声や、腹筋、
セリフの練習を行う
この時間がとても好きだ。
自分も指を思う存分鳴らす。
それぞれが自分の世界に入っている。
本番に向けた張りつめた緊張感が漂う。
写真はそのひとときの1ショットだ。
本日は最終日。この光景もあと2回しか見られない。
そしてあと2回の本番をこなしたら、
このチームは解散となる。
準備含め4日間の、期間限定のアーチスト集団。
出会い、ともに創り、そしてそれぞれ次へ向かう。
私の腕は別として、それぞれがプロだからできる、
面白い仕事だと思う。
かけがえのない1日。
応援の赤いバラとともに、最終日を悔いなく弾ききる。
劇中音楽家のマーサとしての存在。ありがたいこと。
さあ、素敵なクライマックスをみんなで創りたい。
バラ色の人生のように・・・。
※本日、13時、17時の部ともにお席に余裕があります。
どうぞお待ちしています。
※今回の演技のネット配信は、2月15日以後開始となります。
ただいま好評受付中です。
会場でのライブ感がそのままお届けできないのは残念ですが、
期間限定ユニットの初日の演技と4つのストーリーをおうちで
お好きなときにお楽しみいただけます。
ぜひ、バレンタインの贈り物におすすめします。
ご予約はこちらからどうぞ。
次回公演情報 | B.LET’S (blets.net)