ええなあ。毎日、京都?

ここのところ、名古屋発6時36分発の列車に乗って京都へ行く日が多い。
7時半から京都駅で「朝カツ」と名付けているミーティングから
その日の京都業務がスタート。これが恒例化している。
さて、この新幹線での出来事。

山科のトンネルを越えたあたりから、大きなランドセルを
背負った小学生たちが何名か、次々と車内を移動し始める。
「ああ、きたきた。今日も一緒か」
その小学生たちは、エスカレーターか階段が近いドアから降りるため
停車前から、車内を移動し、京都駅に着いたとたんに、足早に降りて、
改札に向かっていく。

一見、普通の小学生に見えるけど、新幹線通学とは私にとっては特別だ。

しかもひとりではなく数名降りていく。

私の勝手な想像でいけば、この小学生たちは京都の学校に通う子供たち。
もう何十回も同じ電車でこの光景をみかけているため、そうに違いない。
小学生の新幹線通学か~。
ランドセルからはリコーダーとか顔出しているし、小学校に行くのに新幹線のって通うなんて・・・。

ええなあ。と素朴にうらやましい。名古屋からか、その先からかわからないが、とにかく地方から京都通学しているんだ。定期券持ってるんだ。
ええなあ。子どものうちから、しかも毎日京都の学校へ行けて・・・。
私の小学校時代は、京都と言えば修学旅行。特別すぎる町であった。

ええなあ。
いつも、この子どもたちを見ると、毎回そう思う。
私の小学生時代、ひとり名鉄電車に乗って岐阜駅から名古屋まで通っていた
ことを想い出すが、やはりランドセル背負って新幹線にて通学。
本当にええなあ。
と、それが当たり前のちびっこたちを見て、
「気いつけて 行くんやで~」
を後ろから見送る。
ええなあ。京都駅の朝。こんな光景も京都らしい。
思えば、京都には「ええなあ」がたくさんある。

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