幸せの20分コミュニケーションリレー

今度は全員一緒ではなく、一対一でコミュニケーションをとろう。
障がいをもつ皆さんと何度かの集団研修を終え、個人面談を計画した。
十名以上いるけれど、出来れば1日でやりたい。
ということで、まずは、1名20分づつの12名様対応。
20分で何が話せる?とも思われるかもしれないが、
目的が明確であれば。20分でもちゃんと話せるものだ。

次の人が部屋の前で待って、交代するときに
タッチを行い、まさに、選手交代。
「お待たせしました~。こちらへどうぞ~」
わずか20分の面談でも、しっかり話しができ、いいキャッチボールができる。
それぞれ、これまで見えなかった、普段と違う一面も見えてきたし、
集中して真剣に向き合うことで、その人自身がよく見えてきた。
これまでコミュニケーションを重ねたことで、成長されている人も
いて、その確認もでき、本当にうれしい時間となった。
言葉が達者でなくても、目を見てゆっくり繰り返したり、伝わるまで言い方を
変えてみる。こっちが真剣であると、相手も真剣になってくれる。
離れない磁石のようになっているのが不思議だ。
わずか20分でもメモをとり、人の話を聞き洩らさないように集中してくれたり。
態度を褒めていると、嬉しそうに笑ってくれる人も。
すっかり仲間意識が高まる、とてもいい信頼づくりの機会となった。
20分×12名。
障害があろうが、なかろうがみんなそれぞれ一生懸命生きているかが
大切であることも学んだ。

愛おしい仲間たち。いい年をお迎えください。
今年いただいた素敵なプレゼント。それは、彼ら彼女たちと出会いである。

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