時間があったら、毎日すべての新聞を読み比べることができたらといつも思う。新聞を読みながら朝のコーヒーを飲むという時間はあかなかいいものだ。ネットニュースを見るのとは違う。やっぱり紙面の良さがある。
長年購読していた新聞(経済紙と業界紙)にいい加減あきて、もっとジャーナリズム、思いを求めて東京の地方紙に切り替えてみた。
最初は新聞をやめるという選択もあったが、やっぱり朝や移動には不可欠なのだ。そして地方紙だけで過ごした一か月。主張がしっかりしており、またおそらく全国紙では書けない、さらには東京の地方紙という点でのユニークな立ち位置、おまけにわがふるさとエリアが本社の会社がやっているという点での面白さ・・・などなどからその新聞だけを一か月読む。面白い、とんがっている、他が書かないこと、そしていわゆる昔よく年長の方々が「あそこにはいいことが書いてある」と時々口ににしていたのを思い出させる、いわゆる「いいこと」~読者であるところの私にとって~を発見できる喜びもある一方、この情報だけでは、ビジネスにはちょっと・・・という点もあり、結局、今は経済新聞とその地方紙の2つを購読しはじめた。結局、両方必要だということに気づいた。必要なものと、共感するもの。情報にも二種類ある。
メディアについて、報道についていろいろむつかしい時代。パブリシティのPRではなく、プロパガンダ的にならないようにと願う日々であるが、それでも規模の大小にかかわらず、報道機関にはジャーナリズムとしての志を忘れず、そしてメディアとしての責任を忘れず、読者を元気づける発信をしてほしい。
私は個人的には地方紙が好きだ。行く先々ではその町の新聞を買い、読む。いいこと、書いてある。がんばって!
最近会った、「チョキチョキしてもらえる記事を書きたい」と、語ってくれた地方紙の記者の言葉が心に残る。そう、いいこと書いてあったら切りたくなる・・。その感覚も大切に。
がんばれ「いいこと、書いてある!」の地方紙!
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