やっと、会えるね。

今日は、父の納骨日。
四十九日がすぎ、まだ落ち着かない状態ではあるが、
母が待っているだろうと、あまり間をおかないことにした。
約半年前に旅立った母を、追いかけた父。。
本当についていったんだ。母が呼んだんだ。
「あんた、何やっとんの、はよ、こっち。こっちで待っとるで」
父の末期の眠りの日々には、きっとそんな母の言葉を夢うつつで
聞きながら、そのままその言葉に応えて、旅立ったのだろう。

いろんな場面を思い出すと、信じられないことがあるまま、
父と母の再会こそが、一番の供養であると勝手に思っている。
良かったね。また会えるね。二人で仲良くね。喧嘩もしていいよ。

寒いなか、あたたかい気持ちで、妹と一緒にこの節目の時間を
大切に見守りたい。
父へ。良かったね。やっと会えるね。
母へ。良かったね。やっと会えるね。
今日は、誕生日にいただいた花を添えて、感謝の意を込め、1日をはじめる。

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