「ありがとう」を届けたい朝。

この写真は、長崎の大浦天主堂の近くにあるカステラ屋さんのゲンちゃんが
以前私にと作ってくれたケーキ。
今日は、マイバースデーだから、この写真を選んだ。
ピアノ。これは両親が私に与えた、最高のプレゼントとなった。
二人とも旅立って、そのことを、今、より一層強く感じている。

私にピアノと、強く生きる勇気と元気を与えた父と母。
反面教師の部分も多かったけれど、今から思えば、その生きざまも含めて
ありがたいギフトだったのだと思えてくる。

昨年までであれば、
「誕生日、ありがとう!」と電話をかけるのが恒例行事。
「いくつになった?もうおばさんやな~」と母に、笑いながら
言われていた昨年の今日。

おばさんやな~と娘に言いながら、どんな気持ちでいたのだろうか?

今日は電話をかけることはできない。
けれど、改めて
「誕生日、ありがとう。代わりに、頑張って生きるね」
と心のなかで、感謝を唱える。

人生最初の、親の見えないバースデー。
慣れない気持ちではあるが、両親がいなかったら自分の存在はなかった。
自分がいるということは、そのルーツが消えることはない。

改めて、父母に感謝の気持ちが湧く、
ちょっとだけ〇〇なマイバースデー。
それを思ってか、0時1分に、「お誕生日おめでとうございます!」
のメッセージをくださった方がいる。
ありがたい。うれしい。お気遣いに心がじんわり・・。
さあ、幸せな58歳をはじめるとしよう。

また元気に、「世界でひとつの私の人生」という観覧車を回し続けたい。
誕生日、ありがとうございます♪

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