実家での小さな発見は、まだまだ続く。
昨日は、こんなものをみつけた。
冷蔵の上部端にマグネットクリップで留めてあった新聞の切り抜き。
この冷蔵庫、10年以上馴染があるし、この2~3年も何回も何回も
開閉しているのに、そこはなぜか、視界に入らなかった。
だが昨日、冷蔵庫を開閉するとき、突然、視界に入ってきた。
「?何をとめているんだろう?」
よく見ると、岐阜新聞で行っているミニコンサートの告知記事だ。
クリップは旅行先で求めてきた記念の品だと思われる。
3月で終わっているということは、2019年時点のものと思われる。
父が脳梗塞になる前のものだろう。
2か月に一度のこの小さな告知記事を、しっかり切り抜いて、
こうやって冷蔵庫の端っこにまとめて留めていた。
何のため?楽しみの記録か?思い出の保存か?
コンサートの前日に記事をみつけて、
「載っとる、載っとる」と切り抜いて、
冷蔵庫の端にとめてある前の記事に上に挟む。
と、まあ、こんな流れだっただろう。
いろんなことを想像するが、新聞好きの父、またコンサート命の
母にとっては、この記事の切り抜きから、イベントは始まっていた
のだろう。楽しい習慣になっていたのだろう。
こんなことも楽しみに、日々の暮らしのアクセントに
していたのかと思うと、
元気な頃が蘇ってくる。
こんな小さな発見から、心がじんわり・・・。
冷蔵庫がある限り、いや、それ以上、この記録はこのままに。
そのコンサートは、もちろん続ける。次は11月29日。
このスクラップを胸に・・・。