ある方に奉げる作品を作ろうと思ったら、とにかく集中してその人のことを思い続けること。それは個人だけでなく、組織であっても、町であっても同じこと。その対象者のことをずっとイメージし続け、この人はどんな感じだったら喜ぶのか、その人の仕事はどんな感じイメージだったら楽しいものになるのか、その人って私の中ではどんな世界に住んでいる人なのか、その人は何が好き?どんな言葉が好き?似合う?音楽でいくと長調か単調か、はたまたポルカかロックかシャンソンかアリアか???その人を想いながら、なんでもいいから口ずさんでみる。違う?いける?ん?あれ?なんとなくキーメロディが出てきた、あ、こんな感じだ。とにかく即興で歌いながら録音し、何度も歌い直し、聴きながら覚えながら。その次にピアノを弾きながら歌詞なしで弾いていく。あれ、ディズニー映画みたいな?ブロードウェイのミュージカル曲みたいになってきたぞ。あのときみたミュージカルがここで活きてくるとは。不思議なものだ。最初はもっと硬い感じのイメージがいいかと思っていたら、なんだか陽気に表現した方があの人にピッタリだ・・・。だいたい曲が仕上がってきたら、覚えたメロディーに歌詞をつける。
曲に歌詞をつける作業はなんだか楽しい、言葉遊びのような感じがするからだ。理屈ではなく、感性で言葉を選ぶ。音がきれいか、直接的でないか、夢が湧くか・・などなど。
よしよし、なんとなく形になってきたな。と思ったら、何度も演奏して、磨き上げ、自分のものにしていく。無から何かを創るは、本当に面白い。と、思うのはいつもできてから。
作品を創ることは、ひたすら「想う」ことから。
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