写真は数年前の私のふるさとライブの休憩時間にとった
両親のツーショット。
なんだかいい笑顔だ。ちょっと照れている感じ。
今、この写真を見ると、なんとも言えない気持ちになる。
もう会えない。
でも、両親たちは、もう、会える。また、会える。
父は昨日10月14日の未明に、安らかな眠りについた。
残念ながら、その瞬間に立ち会うことはできなかったが
駆けつけたときの、父の安らかな清らかな顔を見て、
悲しさよりも、安堵の気持ちが湧いてきた。
苦しさをよく乗り越えたね。よくがんばってくれたね。
出張行ってくるから、待っててね。
という言葉にも応えてくれた。
東京駅から夕方、施設に電話したときは、安定していたのだ。
だから、ギリギリまでがんばってくれた。
一昨日の出張前日まで、毎日、往復三時間かけて
眠り続ける父の顔を見に行った。
この生活がどこまで続くかと思ったが、あっけなく終わって
しまった。
母が父を呼んだのだろう。
「もう、ええて。疲れたやろー、こっちで一緒に休みゃー」
と誘ったのだろう。
何かずっと張りつめていたものが、消えたような、おかしな
感覚。
父は、母に会いに行く旅に出た。
しっかり送る、笑顔で送る。
今日、長良川の鵜飼いが最終日だ。