自分が活動の世界を広げれば、そこには必ず新たな出会いがある。
たとえば、この2年間。
それまでは、病院や施設、医療と福祉の世界には、ほとんど縁がなかった。
ある意味、それらの領域と無関係に生きていけるということは、
幸せな時代だったのだろう。
ところが、ある日突然の父の入院から、新しい世界が眼前に現れた。
父はその日から、患者という立場で、周囲のお世話になることになった。
彼の回復のため、実に多くの人々が関わってくださった。
コロナであろうが、何であろうが、
人の命のために、尽力される医療関係の皆さま、
そして、人の人生の結びに向け、協力、支援してくださる介護関係の皆さま。
今思えば、
心に残るドクター、ナースから、ケアマネさん、施設管理者、ヘルパーさん、
スタッフの皆さん、薬局の皆さん、地域の支援センターの皆さん・・・。
などなど、2年前までは、まったく縁がなかった人たちと、急に出会いをいただき、お世話になって、そして、その施設を離れたあとも、つながっている方もいる。
今、報告と、御礼に会いに行きたいドクターもいる。
契約が終わったから、もう亡くなってしまった・・おしまいではなく、そこから関係が新たに始まったり、親しくなって、いつの間にかその方の仕事を紹介していたり・・いろんなことも起きている。
自分さえその気持ちであれば、どんなときも出会いは巡ってくる。
そして、どこか魅かれる、忘れがたい人とは、長いおつきあいになるものだ。
それにしても、ナースと呼ばれる人たちに、こんなに多く出会ったのは
初めてだ。
皆さん、よくお世話をしてくださる。
ありがたくて、毎日頭が下がりっぱなしだ・・。
いつでも、どこでも出会いがある。
今日ももしかしたら?
どんなときも、目と心を開いていたら、素敵な出会いにきっと
出会える。