ともにアンダンテ、そしてカンタービレ。

日常のくらしには、公私含め、いろんな出来事が巡ってくる。
同じ日は1日として ない。
毎日、出会うさまざまな現象、変化の中、人はそれに呼応しながら生きている。
ときには大雨、ときには暴風。びしょびしょになって、傘が破れそうになることもある。前に進めないこともある。
そんなときは、しばらく雨宿りしながら、落ち着くのを待つ。
必ず、雨も風もやんで、晴れ間が出てくる。そこから、また歩き始める。

人生はその終わりの日が訪れるまで、
とにかく歩き続ける・・・そんな旅だと思う。
歩き方が、変わってきても、生きている限り、とにかく呼吸をしながら、
時を刻む。
そのこと自体が、歩いていることと同じ。

止まらないで、ゆっくりと歩くように呼吸をしよう。
止まらないで、わが人生を歩み続けよう。

毎日、父ががんばって呼吸をしている姿を見ながら、
生きているんだな~と、がんばっているな~と実感する。
そして、普段どおりに、私も歩こうと改めて思う。

そして、できればカンタービレのキモチをもって。
歌うように、表情豊かに歩こうと。

だから、歩きながら、歌う。
いろんな人生の情景を思い出しながら、そんな移動時間を歩く。

父も私も、アンダンテ。
そして、私はカンタービレ。

着信が鳴らなかった一晩を重ねていく朝への感謝を込めながら

今日も楽しくアンダンテ!

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