フェニックス・コミュニケーション!

10月になった。今月は父の誕生月である。
そこまでたどり着けるか?
ここは父の生命力次第。
人の一生の結びは、その人の生命力にかかっているのだという。
人は最後まで、自力で何とかせねばならないのだ。
もちろん、その生命力には、意志・意欲も含まれるだろう。

カウントダウンというのも 切ないが、
そうも呼べる 父の残り時間に、出来る限り
寄り沿うことにする。
もちろん24時間体制は難しく
フルタイムは難しいが、出来る限り・・・。

そして、父の傍らで、いっぱいいっぱい話しかける。
実家の庭に咲いている花を摘んできて、見せる。
母とのツーショットの写真を見せる。
とにかく、見せたり、話しかけたり、言葉は
帰ってこないが、とにかく働きかける。
すると反応してくれる。
耳は元気なようだ。
こっちの言葉をしっかり聴いているのが
こちらにもわかる。
目が、時々動く。
こういったコミュニケーションのあとに
血圧や、血中酸素や、体温チェックをしてもらうと
いい値になっている。
コミュニケーションをとることで、活力がわいて
全身にその力が巡るのだろう。
コミュニケーションをとればとるほど、
人間は元気になる。

父の手をしっかり握って、
いろんな思い出話をする。
父の命が蘇る。

フェニックス・コミュニケーション!
ちょっと誇張しているが、
蘇ってほしいから、不死鳥を目指すコミュニケーション。
今は、これぐらいのキモチがあっていい。

毎日できる限り、話しかけていこうと思う。

コミュニケーションの力で、
わずかな時間でも命が輝く、蘇るなら これ以上のことは
ない。

今こそ、コミュニケーション クリエイターとして!
できることをしよう。
平常心を忘れずに、今日に感謝して、笑いを忘れず。
大切な1日がはじまった。

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