ちょっとした節目をきちんと。

節目は大切だ。
今日はここまで。これは、これをもって・・・。
日々をなんとなく過ごすのではなく、挨拶からはじまり感謝に終わる。
それを意識して行うことで、お互いのコミュニケーションが深まり、
信頼感が高まる。

今回インターン生をお迎えになった企業が、インターン期間終了後、
学生さんとの短時間の面談を実施、まさに節目の時間をもたれた。
学生さんからの報告書を受け取るという、郵便やメールでもできる
やりとりであったが、あえて、わざわざ会社へ足を運んでもらう選択を
され、その場にオンライン同席されていただいた。

ひとつの行事が終わると、そのまま時間とともに、その記憶は薄らいでいくが、
節目を大切にすると、いい思い出となって、長く深く心に刻まれる。
「今日はインターンの卒業式です」
と笑っていいながら、学生さんからの報告書を受け取り、企業側からは、
社員のアンケートの抜粋と最終日皆で撮影した記念写真のコラージュの
プレゼント。そして社長から、学生への手書きのお手紙。

学生さんたちは、そんなサプライズを受け取りながら、静かに感動。
郵便やメールでは味わえない感慨があったと思う。
ネットでのコミュニケーションが主流になりつつある若者の日々に、
生のふれあいがあること、そして、ちょっとした節目を感じることが
できることは、とても有意義だ。

普段の生活をふりかえってみよう。
なんとなく流されていくのではなく、ちょっとした節目を大切にすること
で気持ちが新しくなったり、毎日が豊かになっていく。

「インターンご卒業、おめでとうございます!」と締めの言葉。
わずか10日の経験であっても、永遠に刻まれる社会経験の終了。
ちょっとした演出、心遣いでみんなが達成感に包まれ、幸せになれた瞬間。

節目を心がけることで、人生も、竹のように強く、しなやかになれると
思う。

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