憧れの職業のひとつ。
「コメディアン」。
この職業を名乗れる人は、世界でも数少ないはず。
カッコイイ。
お笑いを提供できる人は、そのプロは、人間の全ての感情をわかっていないとできない。真の賢さと優しさがないと、出来ない仕事だと思う。
「笑い」のおかげで、どんな苦しみを背負った人であっても、
しばし、であっても、幸せな気持ちになったり、気が楽になることができる。
人々に幸せを届ける・・・とても、素晴らしい仕事だ。
日本のコメディアン。このコロナで突然亡くなってしまわれた志村けんさん。
まさか、の衝撃を日本中に与えた。
そして、言い方が不謹慎かもしれないが、その死も含め、
コメディアン的であり、ドラマチックであった。
そんな人生。だからこそ、
惜しまれ、忘れがたき存在。永遠のヒーローだ。
私にとっても、小学生の頃からの興味の対象であり、これからも大好きで
心から尊敬できる人。
さて、その志村さんの半生をカンタンにまとめた番組があり、生前のインタビューの一部を拝見。
生い立ちも含め、共感するところも多かったが、自分からお笑いの道を選んで
突き進んだというところからは、大きく異なる。
さて、その素晴らしきパフォーマンスの裏には、たえまない努力があった。
でも、一重にお笑いで人を喜ばせたいという思いがあったから、苦労も楽しかったとのこと、このこと自体、素晴らしい。天職を全うされた。
そして、極めつけのことば。
「お客さんを笑わせようとは思わない。自分が一生懸命やっているところを見て、お客さんが笑ってくれたらうれしいな。という気持ちでやってきました。
そしてドーンと笑ってくれたら、やった!ととてもうれしい。」
そうそう、笑わせよう。なんて、力づくはよくない。笑うのはお客様だ。
なんて、素敵な、謙虚な、そして自然体な・・。
この生き様に、静かな感動を覚える。
他の仕事でもそうだ。
お客さんに買わせうとしてはダメだ。
従業員に働かせようとしてもダメだ。
子どもたちに勉強させようとしてもダメだ。
強要は、強制は良くない。
自分からそうなってくれるように、自分から動いてくれるように
そうなるように努力すること。
一生懸命、そして真の意味で、「計算づく」で。
コメディアン。素敵な職業だ。
これから、そのスペシャリストになることはできないが、
でも、私自身も、笑いを大切に、
コミュニケーションをクリエイトしていきたい。
改めて。笑いの英雄。志村さんの存在に心からの感謝と敬意を捧げたい。