東京からあえて地方へ・・

地方でセミナーをやる。もちろん地元の企業、人のための企画であるが、その事業所が新潟にあり、でもスタッフは東京・・というケースでも受講いただける内容の企画もあり、最近では東京で活躍される方が、わざわざ新潟まで通ってこられることもある。
「東京ではいっぱいセミナーあるでしょうに。」「こんな立派な会社にいらっしゃったんでしたら、わざわざ私のセミナーなんぞ・・・」と
声をかけてみると、意外な答え。
東京には人も会社もセミナーもいっぱいある。でも、地方に来て学ぶことが新鮮で多くのことを気づくきっかけにもなるという。
確かに東京には情報もモノもいっぱいあるが、量の問題ではなく、質にこだわって仕事をしたいから、地方に行くことを楽しみながらやっているとのこと。この感覚、とてもよくわかる。
ノウハウだけ、知識だけ、先述重視の学びの場は、確かに東京では選択肢が多く、最新のことを学びたければ東京がいいだろう。しかし、地方の豊かな資源、あったかい人、本来の仕事の意味などを理解しながら、学ぶと新たないい知恵が浮かぶのだという。
そうそう、私も結局、その地方に魅力を感じ、気が付けば10年以上通っている。
東京で出会えない東京人と、地方で出会う。不思議な現象であるが、これからこんなことももっと増えそうな気がしている。

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