タフな黒子が企業を支える。

企業の社長さんとのやりとりが多いため、社長秘書、社長室、総務の方とのやりとりも多い。
とくに中小企業の場合は、総務がかなりの業務範囲を賄っており、企業を支えていると感じることが多い。もちろん営業、製造といった直接の利益を生み出す部門で働く人も大変重要であるが、経営の意向を踏まえ、そして従業員全員のことを考え、組織自体を安定したものとして機能させる総務の働きは、重要である。

私自身が、会社員であったときも、当時の総務部長に面接から退職まで、いかにお世話になったかと今、改めて思い出すと、感謝の念がわいてくる。
直属の上司だけではなく、入社してやめるまで、本当によくしていただいた。

また、違う例であるが、
もともと宣伝や社長秘書といった仕事をされていた方が、総務部長になられたことがあり、自らの経験を活かし、社内のさまざまな業務改革に奔走されていた。
「攻める総務」こそが、企業の存続には不可欠だとの意識をもたれていたことを今もくっきりと覚えている。

そう、総務は待ちの仕事ではなく、自らどんどん社内に入っていき、職場がいきいきするものになるように、働きかけていかねばならない。
地味な仕事にも見えるが、社員も社長も総務なしでは、立ち行かない。

タフな黒子が会社を支える。数字をつくる人ももちろん重要であるが、
リモート含め、環境が変化し続ける現在、総務の役割が、実は改めて重要である。
経営感覚、バランス感覚がこの仕事には求められる。
今、私の周囲には、頼もしい総務マンが増えてきている。

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